ネロが
6月15日(月)朝5:30
虹の橋へ向かいました。
今日が初七日。
15歳。
ヒトだったら77歳。
応援してくださったみなさん、
ありがとう!
コロナで自粛生活じゃなかったとしても
ネロにつききりで外とのつながりがなかったので
本当に心強かったです。
以前犬を飼っている人、飼っていない人と
「犬って愛なんよ。愛情の塊なんよ。」
と話したことがあり
ワンコオーナーは激しくうなづいていたけど
ネロは本当に愛情の塊のようなワンコでした。
6月13日(土)
ここ2週間ほどとーっても体調が良く
最期の1週間は食欲増進剤のレメロンも
1度も使わなくてよいほどご飯も食べてくれて
動物病院の先生も「通院の間隔を空けましょう。」
と言ってくれるほど。
点滴も2日に1回から3日おきになっていました。
なので
この日は通販していた
大好きなおやつ『チョイあげの豆乳ビスケット』が
20袋届いて
お昼間には2袋も食べてくれました。
23時頃
このところ鼻が弱っていて
ワンコ用のささみやビーフのフードでは匂いがあまり分からないようで
猫用の鰹やマグロの香りの強いフードをあげていたんだけど
この時は気に入らなかったみたい。
それでも何か食べたそうに食器のところへ行っていて
「ニャンコさんフード食べとき。」
と言っていました。
あの時お気に入りのチョイあげをあげていたらなーと
今でも激しく後悔。
その後寝てるようにみえたんだけど
ちょっとぐったりしていて
今思うと発作だったのかな。
ネロちは明らかにてんかんとわかる発作は1回で
その他は「発作なの???」というような
ぐったりしてたり
横になったままうんぽーこを出していることが何度かありました。
録画して先生に見てもらっても
先生も「うーん、てんかんの発作ですかねぇ…」という感じ。
なのでダイアップの座薬を使っていいか見極められなくって。
1回目の首に力も入らないような
意識を失った大きな発作もゆーっくり起こってたなぁ。
この夜もそんな感じだけど
意識もあるし首に力も入ってるから
ベッドで一緒に寝ました。
その後夜中はいつも通り2時間おきくらいに
オシッコに行きたがり
自力で立ったまましていたので
大丈夫かな~と安心していました。
6月14日(日)
朝から元気はないけど
トイレは意思表示をして自力でしていたので
病院に行くほどではないかなと様子をみました。
それでも元気がなく
病院も午後には閉まっていたので
16:00にダイアップの座薬を入れて様子を見ることに。
18:00頃には
下痢をしながら吸収されていないダイアップも丸ごと出してしまって
ぐったりしたままなので
20:00にもう一度ダイアップを入れました。
23:00頃からは「ワン、ワン」と鳴き出しました。
ネロちは発作の時鳴くことがあるんです。
最初は間隔も空いていたけど
徐々にずっと鳴くようになり
鳴きながら下痢を絞り出していました。
「いいよ、いいよ
いっぱい出していいよ。」
と何度もシートを取り換えてあげて
汚れるお尻を拭いてあげました。
6月15日(月)
やつ次郎さんは仕事なので寝てもらい
ネロと寝室へ。
前日の23:00から始まった鳴きながらの発作は
朝の5:00まで続きました。
時間が経つにつれ鳴き声は激しくなり
吠え続けているので喉も乾いているだろうけど
水は飲めないので
口は鼻をスポイトで濡らしてあげて
何度もお尻を拭いてあげました。
ずーっと鳴きながら苦しんでるのに。
それでもネロに戻って来てほしくって。
ネロは本当に手のかかるワンコで。
高熱が続いて苦しんだ
しっかりと歩けるようになるまで回復。
今回の1回目のてんかんで意識を失った後も
後ろ足が麻痺したけどちゃんと歩けるようになって
何度も元気な姿で私たちの元へ戻ってきてくれました。
だから今回も戻って来てくれるんじゃないかって。
鳴いて苦しみ続けているのに
ネロが苦しみから解放され虹の橋を渡るより
戻って来てほしいって思ってしまって。
私のエゴです。
朝の5:00頃にはだんだん鳴き声が穏やかになってきて
病院の開く時間が待ち遠しく時計を何度も見ていて。
何度も心臓の鼓動を確かめているううちに
異変を感じました。
やつ次郎さんを起こしてみると
「まだ心臓動いてるやん」って言うんです。
でも
その1分ほどのうちに
ネロの顔から力が抜けて脈も止まりました。
不整脈があったからね
やつ次郎さんを起こしに行ったときは乱れていたんでしょう。
でもそれで
やつ次郎さんと二人で見送ることができました。
きっと寂しがりやから
お父ちゃんが来るのを待っていてくれたんやね。
「ネロちはまだ本気出してないからな。
やる気になったらお利巧ワンコになるもんな(笑)」
って言ってたけど
最期にやっと本気になってくれたみたい( *´艸`)
お父ちゃんとお母ちゃん二人で見送らせてくれるなんて
最高の親孝行、飼い主孝行だよ。
やつ次郎さんが仕事から帰って来てからは
先に逝った3ワンもした断髪式をしました。
おヒゲと
黒、茶、白の毛をカットしました。
お骨と一緒に保管予定。
動物病院で爪切りはしたばっかりだけど
わが家ではパウ毛と呼んでいる
肉球の周りの毛は伸び放題だったので
お空では歩きにくいだろうとカットしました。
6月16日(火)
夕方に火葬の予約。
梅雨だっていうのに昨日から気温30度超え。
この日は斎場がある山には入道雲が見えるほどの夏日。
わが家のリビングは1台でも強すぎる
超強力な業務用エアコンが2台も付いていて
その2台と寝室のエアコンの冷たい風をあて
家中を冷やし
ネロの体を挟むように保冷剤をあてていました。
ネロは寒いのが苦手で
いつも床暖にとろけて
私とヒーターを取り合った仲なのに
2020年2月
ヒーターで温まるネロち
なんでこんなにネロを冷やさないといけないんだろう。
私は鬼なのか。
自分だけ毛布に包まりながら何度も保冷剤を入れ替えました。
本当に辛い時間だった。
斎場には
ネロちが大好きだったおやつを持っていきました。
お空で食いしん坊ロイちんに強奪されてると思うけど(笑)
ちぃチョコにもお裾分けできたかな?
チョイあげ豆乳ビスケット
ボーロちゃん
おっとっと
ふっくらさつまいも
プリン…
大好きだったお芋たんはこの季節には無かったのが心残り。
そしてあんこ。
もう何も食べてくれなくてどうしていいかわからずに
だめもとで上げたらバクバク食べてくれたね。
人間の食べ物なんてあげなかったからだけど
君があんこ好きだなんて亡くなるちょっと前まで知らなかったよ。
こっそり包んだお薬もちゃんと食べてくれたもんね。
やっぱり我が家のスイーツ王子( *´艸`)
ネロちの命をつないでくれた食べ物。
作ってくれたメーカーさん
ECサイトを構築してくださった方
コロナ禍でも配送してくださった方
感謝しかありません。
まだまだ元気だったからね
もっと一緒に居られると思ってたくさんおやつ買っちゃってたんだよ。
まだ届いていない通販したものもあるし。
ロイさんが使っていたマナーベルトも
痩せてしまったネロちにはブカブカで
裁縫の苦手なお母ちゃんがか頑張って詰めたばっかりやのに。
ネロちのパントリーにはまだまだおやつも保管してあるし
コロナウイルスがビニールでは9日間も生きるってニュースで見たから
買ってから触らずに保管して
パントリーにも入れていないおやつもまだまだあるよ。
冷凍庫に鹿肉もたっぷりあるし
トイレシートも400枚くらいあるぞ。
どうしてくれるんだ、ネロち(笑)。
いやそれ以上に大物が2週間後には届く予定。
それはまた記事にしようと思うけど
本当にどうしてくれるんだ、ネロち(笑)!
そしてお母ちゃん最大のミスは
チョコもロイもちぃたんもお空に持って行った
4ワンお揃いのパトロール隊ユニフォーム。
斎場に行くまでネロに掛けていたのに
火葬台に移すときに外してバッグに入れてしまって
一緒に火葬するのを忘れてしまったよ。
お洋服嫌いだったからかな
ネロちの仕業だね。
ネロにも歳の数と同じお花を入れてあげました。
と言ってもちぃたんの時と同じお花やさんに配達をお願いしていたら
やっぱり15輪以上のお花を持ってきてくださって
もう歳の数なんて関係なくなっちゃって。
このお花の数くらい長生きしてほしかったなーと願いを込めて
全部一緒に火葬してもらいました。
「元気が出るようなオレンジとか」って
ネロをイメージして色だけお願いしていました。
向日葵もあって。
ロイネロと見に行った向日葵園を思い出しちゃって。
2005年のロイネロ
2020年3月
2020年3月
こんなにたくさんの楽しい想い出をくれたのに
最期は6時間もの発作に耐えていたのに
まだ戻って来て欲しいと願って
亡くなってからも
保冷剤で冷やし続けて。
ごめんね、ネロ。
いつもカリカリしてくれた前あしと
最期のShake Hands(お手)。
火葬中も快晴で
あまりにも天気が良すぎて
お空に上がっていく煙が
太陽の光にさえぎられて見えにくかったほど。
ロイは病院の先生に引かれるくらい元気一杯だったけど
ネロはそれ以上ハイパー元気で
梅雨時なのに濃い青空と
さんさんと降り注ぐ太陽光はネロちっぽいなと。
火葬は
もともと太っていた子が急激に痩せると
脂肪腫というものが焼けにくく残ってしまうらしく
(ネロは太ってはなかったんだけどね)
70分かかるといわれた火葬時間が85分かかり
良く焼きウエルダンで加熱されたんだろうね
先に逝った3ワンより
脆いお骨になって私たちの手元に戻ってきました。
頭蓋骨も崩れていて
葬儀会社の方が
「頭が薄くなっておりまして…」
と言われて
頭の毛が薄いお父ちゃんが反応していたよ(笑)
お薬(抗生剤)の跡も青緑に残っていて
腫瘍と思われる茶色い部分は胸のあたりと説明されました。
もう嫌いだったお薬ともお別れだね。
ロイは大型犬が入るような骨壺に入っていて
大きすぎるのは分かっていたんだけど
ロイちんをいつも追いかけていたネロも
同じ大きさの骨壺に入れてあげました。
落ち着いたら4ワンの骨壺を並べてあげる予定。
ネロは甘えたで寂しがりで
かまって欲しいと前脚でカリカリと搔いてきます。
ワークスペースの椅子に座ってると
「抱っこして~」とカリカリしてきて可愛かったなぁ。
ちぃチョコが甘えにくると
ネロを抱っこしていてもお姉さんたちに譲るんです。
で、自分は床に降りて行くんだけど
ちぃチョコが亡くなた後
カリカリしてきて甘えても
長時間抱っこされるのは苦手になったようで。
そんな6月15日に亡くなるなんて
ネロなりに想うことがあったのかな。
もっと抱っこして
思いっきり甘やかしてあげればよかった。
ネロは2019年11月頃から老化が進んで
わが家は回遊できる間取りで
もともと歩き回るのが好きだったけど
2020年2月半ばはボケてきたのか徘徊するように。
私の入浴中にはよくお風呂前に探しにきてたなぁ。
私はコロナで自粛生活だったこともあり
3,4,5月とみっちりネロと一緒に居ました。
目も見えにくく、耳も遠くなっていたけど
ネロが寝るのを待ってこっそりスーパーへ行ったりしていて。
買い物に行っている間に起きて私を探し回って
「ワン!ワン!」と寂しがっていることもあり
少しボケがはじまっているのに私が居ないことは分かるんだ
なんて可愛いんだろうって。
それでも
お掃除したりお洗濯したり家事をしなくっちゃいけなくって
ネロちに「ちょっと待っていてね」と後まわしにしてしまうこともあって
何か食べたそうにしていても
何種類もご飯をだしても食べてくれなくって
気に入って食べていたおやつも突然拒否したりして
気に入らないと口に入れても吐き出す
暴君ネロ。
毎朝起きてから
「今日は何やったら食べてくれる?」
って聞いていました。
最近は朝からバニラアイスを食べるとお腹が動くようで
その後は猫用のかつおとか
お気に入りのチョイあげ豆乳ビスケットをよく食べてくれていました。
お薬を飲んでいても調子が悪いと
数日何も食べてくれなくって
若い時は5.1kgあった体重が3.8kgまで落ちました。
もうね何も食べてくれないのが一番辛くって。
もっともっと何かネロのためにできたことがあるんじゃないかって
後悔しかなくって。
チョコは元気になると思ってお願いした手術の入院中に亡くなりました。
まだ12歳だったし元気で戻って来ると思っていたから
介護用品は無くって。
ロイは15歳
ちぃは16歳まで「出来ることはやりきった!」ってくらい介護したので
それぞれ亡くなるときは悲しかったけど
「うん、そうか。
行くって自分で決めたんだね。行ってらっしゃい。
またいつかね!」
って見送ってあげられました。
だから2ワンは火葬が終わると
介護用品とかすぐに片づけられたんだけどね。
散らかったままの介護状態。
ネロには
まだまだやってあげられることがあったんじゃないか
最後に何か食べたそうにしていた時
お気に入りのちょいあげを食べさせていたらストレスもなく
6時間も発作に苦しまなくてすんだんじゃないか
発作中に私がお別れを覚悟できたら
ネロが苦しむ時間がもっと短かったんじゃないかって
後悔が大きくって。
先生は
「そんな状態だったら本人は意識がないから苦しんではないですよ。」
って言ってくれたけど、そうは思えなくって。
いつ吐いてもいいように
家中のあちこちにトイレシートとかトイレットペーパーとか置いてあって
介護中は片づけたいなぁと思っていたのに
ネロの火葬が終わった後も
使わなくなった
お薬をカットするカッターとか
リキッドのご飯やお水をあげていたスポイトとか
お薬のチェック表とか
狭いところに入り込んでしまわないようにストッパーにしていた
ゴミ箱とかもすぐ元に戻せるものも片づけられず
やっと初七日を迎えて片づけ始めました。
目が見えなくなってきていて壁伝いに歩くから
顔の高さの所に鼻汁が壁についてできた汚れで
ネロちベルトができています。
何度拭いてもまた付くので途中であきらめていて
「早くきれいに拭き取りたいなぁ」と思っていたのに
こちらも手を付ける気にもなれず。
最後にネロを保冷剤で包んでいたときのタオルも
ネロの匂いが残っていて洗濯できずにいます。
何か物音がすると
「ネロが起きたかな?」って思っちゃうし
寝返りを打ったら
「ネロちが毛布からはみ出てないかな?」
って無意識に毛布を掛けようとしちゃうし
「ネロが入り込むからドア締めておかないと。」
ってしみ込んだ生活スタイルから抜け出せなくって。
以前は待っているワンズを心配して
「ゆっくり買い物したいなぁ」と思いながらも急いで帰っていたのに
今はスーパーに買い物にも行かないといけないんだけど
お迎えしてくれるワンズが居ない家に帰るのが怖くって。
買い物リストも半分以上がネロの物で
不要なリストはすぐにでも消したい性格なのに
消せずにいます。
明るく
陽気で自由で
わがままで
寂しがり屋の甘えたで
愛情の塊だったネロち。
嬉しい~♪
楽しい~♪
怖いよう…
寂しいよう…
って体全体で思いっきり表現していて
可愛かったなぁ。
まだまだ喪失感が大きすぎて何もできないよ。
2002年にロイが我が家に来てから
ちぃチョコとの4ワン生活の黄金期を経て
2020年、ネロが居なくなりました。
私には
ロイ、ネロ、ちぃ、チョコは
家族であって大切な親友でした。
だいじ、大事。
大好きだよ〜♡
わが家に18年ぶりにワンコの居ない静かな時間が流れています。